雑木の庭の落ち葉や雑草のメンテナンス、気になりますよね。どれぐらいの頻度でどんな管理が必要かをお伝えします。
1.落ち葉は多いが時期は集中。ブロワーで一気に掃除!
(1)一年を通した掃除の頻度は?
雑木の庭では、木の密度を上げるとより自然味あふれる魅力が増すこともあり、葉っぱの総量はかなりのものになります。葉っぱは基本的に1年に1回更新するので、当然落ち葉も当然ながらすごい量になります。
1年を通した落ち葉のメンテは? というと、多くを占める落葉樹の紅葉後に集中し、我が家の庭の場合は落葉が始まってから4週ぐらい連続して週末30分~1時間ぐらい落ち葉掃除をしています。常緑樹は、更新時期に一部の葉っぱが黄色くなり落葉しますが、雑木の庭に占める本数が少ないこともあり手で10分ほど拾う程度でブロワーを使うほどの量ではありません。
2)ブロワーを使って効率UP
このブロワー、私が使っているものは「吹き飛ばしモード」と「吸い込みモード」の切り替えができ、ご近所さんに落ち葉が飛ばないように「吸い込みモード」で掃除機のように吸っています。面白いように吸い込まれていき、手で拾うよりも何倍も効率的ですよ。
(3)落ち葉掃除を楽にするお勧めの方法
作庭当時は、落ち葉掃除のときは庭中すべての落ち葉を掃除していましたが、最近は植栽の無い苔のエリアと、木の植栽エリアを区分し、植栽エリアの落ち葉は掃除しないという方法を取っています。それどころか、苔エリアやせせらぎの落ち葉をブロワーで吸い込んだ後に植栽エリアにその落ち葉を撒いています。
落ち葉を植栽に撒くことで、土中から吸い上げて葉っぱに溜まったミネラル分を再度土に返し、また有機物が分解されて肥料になる効果もあるので一石二鳥です。枯葉を含め有機肥料は、微生物や菌糸の効果で土がフカフカになり木や山野草に最適な土質に変わっていきます。
この状態が本来の自然の姿であり、雑木の庭らしい姿かもしれません。また、タツナミソウなどの小型の植物を植えておけば、落ち葉で茶色く見える地面も春には緑に覆われます。全面苔を敷いて日本庭園のようにしたいという人以外は是非試して欲しいと思います。
落ち葉掃除について、コチラのブログ記事も併せてご覧ください。
2.雑草が生えにくい雑木の庭
一般的に庭では、「雑草」が一番の悩みの種かと思います。抜いても抜いても2週間もすれば生えてきて、庭のネガティブな印象につながっているのではないでしょうか。最近よく見かける「人工芝の庭」は、「緑は欲しいが大変な管理はしたくない」という人にとっては非常に合理的な方法なのかもしれません。
私も以前芝生の庭だったときは雑草取りが苦行にようにストレスでした。しかし雑木の庭作庭後、雑草があまり生えないことに驚きました。その当時よりも木漏れ日の範囲が増えた現在は、雑草抜きなどという作業はほとんどなく、落ち葉を拾ったり花後の山野草の処理の時に雑草に気付いたら抜く程度で95%ぐらい低下した感覚です。いわゆる雑草は、そもそも日当たりが良い環境でないと生育しにくい上、苔に覆われて土がむき出しの場所が少ないため、雑木の庭は雑草が生えにくく管理が楽なのです。
※詳しくはこちらの記事をご覧ください 【雑草対策】草取りの苦行からの解放!
【落ち葉掃除のYouTube動画】