レンゲショウマ (住宅街での育成環境)

開花などの旬の季節に合わせて「雑木の庭にお薦めの植物」を紹介します

 暑さのピークである8月、冷涼な避暑地で自生するレンゲショウマの開花がニュースになることがあります。開花の姿はまるで、すりガラスのシャンデリアのように透明感のある花を下向きに咲かせます。
それほど魅力的なこの花は日本固有の1属1種。また海外のインスタグラムで見かけるほど、人気があります。

 こんな避暑地のヒロインのようなレンゲショウマを庭で咲かせてみたいと育てている人は多いのではないでしょうか。冷涼地で自生するため住宅地で育てるには鉢植えの方が移動できるため容易ですが、庭植で育てるには日当たりと水遣りの環境を整えることが重要です。

 日当たりは、明るい日陰か、木漏れ日が~2時間ほど当たる程度に。高温にも弱いため、日当たりを避けることは株を高温から守ることにもつながります。水遣りは、朝夕タップリと決して水切れが起こらないようにしてください。水が不足気味になると、蕾が焦げたように茶色く変色してしまいます。春に花茎を延ばしてから夏にかけて大きくなった蕾がこのような姿になってしまうのはとても辛いものです。これが結構厄介で、朝夕しっかり水を遣っていてもこの現象が起こってしまう場合は水持ちの良い用土に変えることも必要になります。

 レンゲショウマの花は、一般的には白に花弁の先端が紫がかっていますが、「青軸素心」と呼ばれる、真っ白な変種の花もあります。(我が家はこのタイプ)

それでは我が家のレンゲショウマの写真を紹介します。

いかがですか? 冷涼地で自生するレンゲショウマをお庭で見られるよう、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?