シライトソウ (住宅街での育成環境)

開花などの旬の季節に合わせて「雑木の庭にお薦めの植物」を紹介します

 シュロソウ科で、山地の林内や谷沿いの日の当たらない湿った崖や斜面などに生える多年草です。葉っぱは常緑性で、ロゼット型。4月下旬から5月にかけて試験管ブラシのような形をした白い花を咲かせます。花の成長は独特で、最初はツクシの頭のような大きさから、どんどん驚くほど延びていきます。日当たりは苦手なので日陰か木漏れ日程度の場所が適しているようです。乾燥が苦手とありますが、直射日光さえ注意すればある程度の乾燥には耐えてくれるというのが実感です。
 シライトソウは変種も多いようですね。我が家にはこれまで3回購入していますが、そのうちの1つは他の2つと様子が違います。花茎が太く花の放射状の部分の密度が高く、ゴツゴツした雰囲気。産地などで違いが大きいのかもしれませんね。

※庭の紹介はコチラ