ドイツスズラン (住宅街での育成環境)

開花などの旬の季節に合わせて「雑木の庭にお薦めの植物」を紹介します

 今日5月1日は「スズランの日」。フランスでは古くから5月1日に大切な人にスズランを贈る習慣があるそうです。日本で手に入るスズラン、実はニホンスズランとドイツスズランの2種類があります。ドイツスズランの方が育てやすく、一般的に園芸店で売っているものは圧倒的にドイツスズランが多いようです。区別されていない場合はドイツスズランだと思った方が良いでしょう。ドイツスズランとニホンスズランとの違いですが、葉っぱの方が花茎より長く、葉っぱに隠れるように見えるのがニホンスズラン、その逆がドイツスズランです。不思議と日本の山野草はどれも控え目ですね。

 我が家は?というとドイツスズラン。作庭時、山野草や雑木に対し無知だった私のために丈夫な品種を中心に入れてくれたのだと思います。ニホンスズランを手に入れたいと思っていますが、これまで園芸店でニホンスズランにお目にかかったことはありません。
 ドイツスズランの育て方について。植え付けは日当たりが良すぎる場所は避けてやれば地下茎で緩やかに増えていきます。水やりは庭の管理の中で夏場は朝夕2回水やりする程度、肥料は落ち葉を堆積させている以外何もしておらず、特に難しいことはありません。ニホンスズランは育てたことがないので詳しくは分かりませんが、標高の高い場所に自生し高温多湿が苦手ですので、木漏れ日程度の場所の方が無難かと思います。

 葉っぱが展開する季節に小さなルリ色の5㎜ほどの小さな甲虫に葉っぱの食害に遭います。見つけ次第捕殺していますが半ば諦めています。また花や根に毒を持っているので花を触った際はよく手を洗うようにしてください。手についた花粉が目や口に入らないように気をつけてくださいね。

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